概要

インデックスとは

インデックスとは

インデックス運用とは?パッシブファンドとETFの違い

前回、ETFは指数(インデックス)に連動した上場投資信託であることをお話しました。そこで今回は、インデックスに連動することの意味を考えてみましょう。 インデックスというのは、「TOPIX(東証株価指数)」に代表されるように、市場全体の値動きを示す指標です。各市場の値動きは、当サイト上や新聞などで簡単に知ることができます。TOPIXのほか、米国の「NYダウ」やインドの「S&P CNX Nifty指数」といったインデックスの直近の値と前日終値との上がり下がりが確認できるでしょう。 これらのインデックスは、全体として株価が上がっているかどうか、つまり景気が良くなっているかどうかを確認する「指標」としても便利ですが、資産運用の世界ではもっと重要な意味を持っています。 アクティブか? パッシブか? 投資信託を買ったことのある方なら、運用のスタイルとして、アクティブ運用とパッシブ運用があることをご存知でしょう。パッシブ運用とは市場平均に追随することを目指す運用で、アクティブ運用は市場平均を上回ることを目指す運用です。市場平均を数値化したものがインデックスですから、パッシブ運用とはインデックス連動型の運用とも言えます。つまり、ETFを買って保有するということは、パッシブ運用をすることになるのです。 「アクティブ=積極的」「パッシブ=消極的」と日本語に直訳すると、パッシブの印象は冴えないかもしれませんが、「なんとしても市場平均を上回りたい」と考えたとしても、それを実現するのは決して簡単ではありません。 市場平均を上回ることを目指すアクティブ運用ですが、簡単に言うと、平均より値上がりする銘柄を選んで買えば良いということになります。でも、その銘柄がどれかということをあらかじめ知ることはできませんよね。企業業績などを細かく分析しているアナリストでさえ正確に予想することはできませんから、アクティブ運用者は腕の良いアナリストを抱えたり、勝ち組銘柄を予想する独自のノウハウを見つけ出したりする必要があります。 たとえば1年間といった期間を区切ると、アクティブ運用者の中で「市場平均を上回る」という目標を達成できた人とそうでない人がでてきます。多くの実証研究では、アクティブ運用者の多数が市場平均に負けていることが示されています。 もちろん大きく市場平均を上回ったアクティブ運用者の投資信託を買っていればラッキーだったことになりますが、あらかじめどの運用者が好成績をあげるかを予測するのは困難です。そうしたことから、「市場平均を目指せばいい」とパッシブ運用に徹するのも賢明な選択なのです。 パッシブ運用でも無視できないコスト とはいえ、パッシブ運用もコストを考えると簡単ではありません。市場平均に連動させるつもりでインデックス構成銘柄を全部インデックスと同じ比率で保有しても、コストが高くなりすぎるばかりか、市場平均に追随するのも大変です。新規上場銘柄もあれば上場廃止の銘柄も出てきます。構成比の変化に対応して頻繁に売買しなければなりませんし、売買単位の制約で比率を合わせられないこともでてきます。

ETFを含めた投資信託のパッシブ運用では、インデックスの動きに大きな影響を与える銘柄に限定して保有・売買してコストを抑えつつ、インデックスへの追随(トラッキング)をほぼ実現するように工夫されています。しかし、それには相応のテクニックやノウハウが必要になります。このため市場平均を目指す投資信託でも信託報酬という形でコストを投資家に負担してもらうわけです。 一般的には、個人投資家がパッシブ運用を採用する場合のコストを考えると、ETFが投資信託に比べて有利です。 というのも、投資信託とETFとを比べると、個人投資家から証券取引所までのステップがETFのほうがシンプルであるため、投資家が負担する費用が安くなるというわけです。ETFは指定参加者(AP)から株式の現物バスケットを拠出してもらい、設定されるため、投資信託の運用会社が設定の都度市場から株式を買ってくるよりコストを抑えられているのです。 ETFは、個人投資家がパッシブ運用を採用するのに有益なツールなのです。しかしながら、リスクレベルの大小や、配当の有無など、ETF銘柄によってそれぞれ異なります。したがって、個人投資家の皆さんがETFへの投資を検討される際には、各ETF銘柄についてきちんと分析することが大切といえます。 掲載日:2010年月4月28日

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資本主義のネコ / 某ホワイト企業勤務10年目 / 副業歴3年目 インデックスとは / 資産運用歴9年目 / 本業は製薬系の工場勤め人 / 新卒一年目から年100万を貯蓄し続ける程度にはお金好きなサラリーマンが、「サラリーマンが知っておくべきお金の話」をブログに書いています。

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セカンダリー・インデックスとTeradata Index Wizard

本来、データウェアハウスにおけるデータ検索の真骨頂は自由検索、すなわち非定型検索です。Teradataデータベースはその並列処理技術によって、非定型検索に伴う全件検索にも優れたパフォーマンスを発揮します(例えば 100AMP(*1) システムの場合は、100人がかりで目的のタイトルの本を探すのと同じです)。しかし、全件検索はシステムリソースを消耗するため、できることなら避けたいというのも事実です。定型的な検索に対しては、SI を適切に作成することで全件検索を回避し、システムリソースを有効に活用することができます。

セカンダリー・インデックス

PI が全てのテーブルで必須であるのに対して、SI はオプションです。SI を定義するとインデックスの情報を保持するためのサブテーブルが作成されます。ただし、SI が検索処理で実際に使われるか否かはオプティマイザー(*2) の判断であり、ユーザーは SI の使用を強要することはできません。そのため、むやみに SI を定義してもディスクを浪費するだけで、パフォーマンスの向上にはつながらないので注意してください。PI を削除することはできませんが、不要な SI は簡単な操作で削除することができます。PI と SI の主な特徴と違いは、表1 を参照してください。

SI は、PI と同様にインデックスを定義するカラムの内容がユニークか否かで、USI(ユニーク・セカンダリー・インデックス)と NUSI(ノンユニーク・セカンダリー・インデックス)に分類できます。

USI のサブテーブルは、インデックスの値や基本テーブルの行ID などの情報を保持し、通常のテーブルと同様に各 AMP にハッシュ分散(*3) されます。USI によるデータ・アクセスは、ある AMP上の USIサブテーブルが、どこかの AMP インデックスとは の基本テーブルをポイントすることによって行われます(図1 上段)。従って、この操作には 2つの AMP だけが使用されるため、非常に効率の良い検索が実現されます。

NUSI のサブテーブルは、同じ AMP内の基本テーブルに関する情報だけを保持します。インデックスの値は複数の AMP に散らばっているため、NUSI によるデータ・アクセスは、全AMP操作になります(図1 下段)。そのため、検索のパフォーマンスは USI 程良くありませんが、ディスク上の検索範囲が限定されるため全件検索よりもパフォーマンスは向上します。

Teradata Index Wizard

SI は検索のパフォーマンスを向上させる有効な手段です。しかし、実際にどのテーブルのどのカラムに、どのようなタイプの SI を定義するべきかという判断は難しい場合があります。この判断を強力に支援するツールが、Teradata Index Wizard(TIWIZ)です。TIWIZ は Microsoft Windows(インデックスとは R)上で稼働する操作性の優れた GUIユーティリティです。

TIWIZ を使うと、以下の手順で SI を定義することができます。

1. 作業負荷の定義

検索のパフォーマンスを改善したい SQL文のセットを作業負荷として TIWIZ に登録します。作業負荷とは、一連の SQL文が実行されることに伴うTeradataデータベースに対する負荷のことを言います。

2. インデックス分析

TIWIZ は、登録された作業負荷のパフォーマンスを向上させるには、どこに SI を定義すれば良いのかを分析します。

3. レポートの表示

TIWIZ は、分析が完了すると各種の分析結果レポートを生成します。これらのレポートによって、SI の作成が推奨されたカラムや必要なディスク容量などを確認することができます。

4. 推奨されたインデックスの検証

TIWIZ によって SI の作成が推奨された場合、SI を作成することで作業負荷のパフォーマンスがどの程度改善されるのかを検証することができます。この検証の段階ではまだ SI は作成されません。

5. 推奨の実行

検証の結果 SI の定義が有効と判断した場合、推奨を実行することで自動的に SI が作成されます。

SI は適切に作成すれば検索のパフォーマンスを大幅に向上させることができますが、オプティマイザーが見向きもしない SI を定義してもディスクを浪費するだけでメリットはありません。それだけに、SI の作成はかなりの知識と経験を必要とする作業でした。しかし、今は TIWIZ という便利なツールがあります。TIWIZ を活用することで推量に頼ることなく、誰もが最適な SI を作成することができますので、是非ご活用ください。

*1: AMP は、Teradata に接続されているディスク・サブシステムを管理するプロセスです。各AMP は、物理ディスク領域の一部分を管理し、その領域内にテーブルの一部分が格納されます。

*2: オプティマイザーは、SQL文と統計情報を解析して、要求されたデータに対する最も効率的なアクセス経路を構築する Teradata の最適化ルーチンです。

セカンダリインデックスを使用したデータアクセス性の向上

Amazon DynamoDB によって、プライマリキーの値を指定して、テーブルの項目に高速アクセスすることが可能になります。しかし多くのアプリケーションでは、プライマリキー以外の属性を使って、データに効率的にアクセスできるようにセカンダリ(または代替)キーを 1 つ以上設定することで、メリットが得られることがあります。これに対応するために、1 つのテーブルで 1 つ以上のセカンダリインデックスを作成して、それらのインデックスに対して Query または Scan リクエストを実行することができます。

セカンダリインデックス は、テーブルからの属性のサブセットと、 Query オペレーションをサポートする代替キーで構成されるデータ構造です。 Query をテーブルで使用する場合と同じように、 Query を使用してインデックスからデータを取得できます。テーブルには、複数のセカンダリインデックスを含めることができます。これにより、アプリケーションは複数の異なるクエリパターンにアクセスできます。

また、テーブルを Scan するのと同じように、インデックスも Scan できます。

すべてのセカンダリインデックスは 1 つのテーブルのみに関連付けられ、そこからデータを取得します。これはインデックスのベーステーブルと呼ばれます。インデックスを作成する場合は、インデックスの代替キー (パーティションキーおよびソートキー) を定義します。また、ベーステーブルからインデックスに射影 (コピー) したい属性を定義します。DynamoDB では、これらの属性とベーステーブルからのプライマリキー属性がインデックスにコピーされます。次に、テーブルに対してクエリまたはスキャンを実行する場合と同様に、インデックスに対してクエリまたはスキャンを実行します。

DynamoDB は、次の 2 種類のセカンダリインデックスをサポートしています。

インデックスとは
特徴 グローバルセカンダリインデックス ローカルセカンダリインデックス
キースキーマ グローバルセカンダリインデックスのプライマリキーはシンプル (パーティションキー) または複合 (パーティションキーとソートキー) のいずれかとすることができます。 ローカルセカンダリインデックスのプライマリキーは複合 (パーティションキーとソートキー) である必要があります。
キーの属性 インデックスパーティションキーとソートキー (存在する場合) は、文字列、数値、またはバイナリ型の任意のベーステーブル属性とすることができます。 インデックスのパーティションキーは、ベーステーブルのパーティションキーと同じ属性です。ソートキーは、文字列、数値、またはバイナリ型の任意のベーステーブル属性とすることができます。
パーティションキー値ごとのサイズ制限 グローバルセカンダリインデックスのサイズ制限はありません。 パーティションキーの値ごとに、すべてのインデックス付き項目の合計サイズが、10 GB 以下である必要があります。
オンラインインデックスオペレーション グローバルセカンダリインデックスは、テーブルの作成と同時に作成できます。また、新しいグローバルセカンダリインデックスを既存のテーブルに追加したり、既存のグローバルセカンダリインデックスを削除したりすることもできます。詳細については、「」を参照してくださいグローバルセカンダリインデックスの管理 ローカルセカンダリインデックスは、テーブルの作成と同時に作成されます。ローカルセカンダリインデックスを既存のテーブルに追加したり、既存のローカルセカンダリインデックスを削除したりすることはできません。
クエリとパーティション グローバルセカンダリインデックスでは、すべてのパーティションでテーブル全体に対してクエリを実行できます。 ローカルセカンダリインデックスでは、クエリのパーティションキー値で指定された 1 つのパーティションに対してクエリを実行できます。
読み込み整合性 グローバルセカンダリインデックスのクエリは結果整合性をサポートします。 ローカルセカンダリインデックスのクエリを実行するとき、結果整合性または強い整合性のどちらかを選択できます。
プロビジョニングされたスループットの消費 各グローバルセカンダリインデックスには、読み込み/書き込みアクティビティに対する独自のプロビジョニングされたスループット設定があります。グローバルセカンダリインデックスのクエリまたはスキャンでは、ベーステーブルからではなく、インデックスからキャパシティーユニットを使用します。同じことが、テーブルへの書き込みによるグローバルセカンダリインデックスの更新にも当てはまります。 ローカルセカンダリインデックスのクエリまたはスキャンでは、ベーステーブルから読み込みキャパシティーユニットを使用します。テーブルに書き込むと、そのローカルセカンダリインデックスも更新されます。この更新では、ベーステーブルから書き込みキャパシティーユニットを使用します。
射影される属性 グローバルセカンダリインデックスのクエリまたはスキャンでは、インデックスに射影された属性のみをリクエストできます。DynamoDB では、テーブルから属性をフェッチしません。 ローカルセカンダリインデックスをクエリまたはスキャンする場合、インデックスに射影されていない属性をリクエストできます。DynamoDB インデックスとは は、これらの属性をテーブルから自動的に取得します。

セカンダリインデックスを持つテーブルを複数作成する場合は、順次作成する必要があります。たとえば、最初のテーブルを作成し、そのテーブルが ACTIVE になるまで待ちます。次のテーブルを作成し、そのテーブルが ACTIVE になるまで待ちます。セカンダリインデックスを持つ複数のテーブルを同時に作成しようとすると、DynamoDB は インデックスとは LimitExceededException を返します。

インデックスのキースキーマ。インデックスキースキーマの各属性は、型が String 、 Number 、または Binary の最上位属性である必要があります。ドキュメントとセットを含むその他のデータ型は使用できません。キースキーマのその他の要件は、インデックスの種類によって異なります。

インデックス運用とは?パッシブファンドとETFの違い

前回、ETFは指数(インデックス)に連動した上場投資信託であることをお話しました。そこで今回は、インデックスに連動することの意味を考えてみましょう。 インデックスというのは、「TOPIX(東証株価指数)」に代表されるように、市場全体の値動きを示す指標です。各市場の値動きは、当サイト上や新聞などで簡単に知ることができます。TOPIXのほか、米国の「NYダウ」やインドの「S&P CNX Nifty指数」といったインデックスの直近の値と前日終値との上がり下がりが確認できるでしょう。 これらのインデックスは、全体として株価が上がっているかどうか、つまり景気が良くなっているかどうかを確認する「指標」としても便利ですが、資産運用の世界ではもっと重要な意味を持っています。 インデックスとは アクティブか? パッシブか? 投資信託を買ったことのある方なら、運用のスタイルとして、アクティブ運用とパッシブ運用があることをご存知でしょう。パッシブ運用とは市場平均に追随することを目指す運用で、アクティブ運用は市場平均を上回ることを目指す運用です。市場平均を数値化したものがインデックスですから、パッシブ運用とはインデックス連動型の運用とも言えます。つまり、ETFを買って保有するということは、パッシブ運用をすることになるのです。 「アクティブ=積極的」「パッシブ=消極的」と日本語に直訳すると、パッシブの印象は冴えないかもしれませんが、「なんとしても市場平均を上回りたい」と考えたとしても、それを実現するのは決して簡単ではありません。 市場平均を上回ることを目指すアクティブ運用ですが、簡単に言うと、平均より値上がりする銘柄を選んで買えば良いということになります。でも、その銘柄がどれかということをあらかじめ知ることはできませんよね。企業業績などを細かく分析しているアナリストでさえ正確に予想することはできませんから、アクティブ運用者は腕の良いアナリストを抱えたり、勝ち組銘柄を予想する独自のノウハウを見つけ出したりする必要があります。 たとえば1年間といった期間を区切ると、アクティブ運用者の中で「市場平均を上回る」という目標を達成できた人とそうでない人がでてきます。多くの実証研究では、アクティブ運用者の多数が市場平均に負けていることが示されています。 もちろん大きく市場平均を上回ったアクティブ運用者の投資信託を買っていればラッキーだったことになりますが、あらかじめどの運用者が好成績をあげるかを予測するのは困難です。そうしたことから、「市場平均を目指せばいい」とパッシブ運用に徹するのも賢明な選択なのです。 パッシブ運用でも無視できないコスト とはいえ、パッシブ運用もコストを考えると簡単ではありません。市場平均に連動させるつもりでインデックス構成銘柄を全部インデックスと同じ比率で保有しても、コストが高くなりすぎるばかりか、市場平均に追随するのも大変です。新規上場銘柄もあれば上場廃止の銘柄も出てきます。構成比の変化に対応して頻繁に売買しなければなりませんし、売買単位の制約で比率を合わせられないこともでてきます。

ETFを含めた投資信託のパッシブ運用では、インデックスの動きに大きな影響を与える銘柄に限定して保有・売買してコストを抑えつつ、インデックスへの追随(トラッキング)をほぼ実現するように工夫されています。しかし、それには相応のテクニックやノウハウが必要になります。このため市場平均を目指す投資信託でも信託報酬という形でコストを投資家に負担してもらうわけです。 一般的には、個人投資家がパッシブ運用を採用する場合のコストを考えると、ETFが投資信託に比べて有利です。 というのも、投資信託とETFとを比べると、個人投資家から証券取引所までのステップがETFのほうがシンプルであるため、投資家が負担する費用が安くなるというわけです。ETFは指定参加者(AP)から株式の現物バスケットを拠出してもらい、設定されるため、投資信託の運用会社が設定の都度市場から株式を買ってくるよりコストを抑えられているのです。 ETFは、個人投資家がパッシブ運用を採用するのに有益なツールなのです。しかしながら、リスクレベルの大小や、配当の有無など、ETF銘柄によってそれぞれ異なります。したがって、個人投資家の皆さんがETFへの投資を検討される際には、各ETF銘柄についてきちんと分析することが大切といえます。 掲載日:2010年月4月28日

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