一目均衡表とは、日本で誕生したテクニカル指標です。5つの指標を使って、FXや株取引などの売買タイミングをはかるのに使われています。80年代までは秘術とされていましたが、現在では世界中の投資家が使用している、相場の分析手法の一つです。
バイナリーオプションの一目均衡表とは?見方や必勝法を徹底解説!
海外バイナリーオプション業者のおすすめ口座比較ランキング11選【どこが人気?】 海外のバイナリーオプション業者ってどこがオススメなんですか? このような質問を多くいただくことが増えてきました。 そこで今回.
バイナリーオプションの一目均衡表とは?
一目均衡表とは トレンドの転換を見極めるために考案 された、トレンド系のテクニカル分析です。
一見複雑に感じるインジケーターですが、各ラインの意味と見方さえ分かれば、 シンプルに活用できる点が特徴 になります。また明確なエントリーポイントが存在するため、他のインジケーターと比べて根拠の強いエントリーを行なえる点が強みです。
一目均衡表の中では、 相場の方向性を判断する基準として見られることが多い です。また中期的なトレンドを把握する際に役立ちます。
一目均衡表の中では最も短い期間となり、 短期トレンドを把握する際に役立ちます 。
一般的には 転換線との交差を確認することが多く、相場の転換時に転換線が基準線を追い抜く特徴 があります。
先行スパン1
先行スパン2
遅行スパン
ローソク足との位置関係から現在のトレンドを判断 します。
バイナリーオプションで一目均衡表の雲を活用する見方
「雲」とは、 先行スパン1と先行スパン2の間にできる幅のこと です。また、先行スパン1と先行スパン2が重なる位置を「ねじれ」と呼び、雲がない状態を指します。
雲は一目均衡表の中でも重要な役割を持ち、 ローソク足の雲に対するアプローチから相場の動きを判断できることが特徴 です。
抵抗体の役割
雲は 厚さによって抵抗力が変化し、抵抗体の役割 を持ちます。
トレンドの予測
雲のねじれは、先行スパン1と先行スパン2の位置が逆転した場合に発生するため、 変化日としての役割 を持ちます。
【MT4】バイナリーオプションに適した一目均衡表の設定方法
設定方法①「Ichimoku Kinko Hyo」を開く
次に「インディケータ」から「トレンド」を選択し「Ichimoku Kinko Hyo」をクリックしましょう。
設定方法②「期間」を設定
「Ichimoku Kinko Hyo」を選択すると設定画面が表示されます。
「Ichimoku Kinko Hyo」の設定は 初期設定で問題ありません 。
転換線:9
基準線:26
先行スパンB:52
一目均衡表を活用したバイナリーオプションの攻略方法
バイナリーオプションで一目均衡表を活用する際に、 最も重要な要素が「三役好転」と「三役逆転」 です。
「三役好転」と「三役逆転」は、一定の条件を満たした場合に 強いトレンドを示唆するポイント 一目均衡表の 好転 になります。
三役好転は、 以下の3つの条件を満たした場合に強い上昇トレンドを示すポイント です。
そのため三役好転が確認できた場合は HIGHエントリーに適したタイミング だと判断できます。
- 転換線が基準線を上抜け
- 遅行線がローソク足を上抜け
- ローソク足が雲を上抜け(雲は薄い方が強い)
三役逆転は、 以下の3つの条件を満たした場合に強い下降トレンドを示すポイント です。
そのため三役逆転が確認できた場合は LOWエントリーに適した タイミング だと判断できます。
- 転換線が基準線を下抜け
- 遅行線がローソク足を下抜け
- ローソク足が雲を下抜け(雲は薄い方が強い)
一目均衡表と相性の良いインジケーターを組み合わせたバイナリーオプション攻略法
一目均衡表の「三役好転」と「三役逆転」は根拠としては強いものの、エントリー回数は少ない点がデメリットです。そのため 他のインジケーターと組合わせることで、一目均衡表の強みを活かしたままエントリータイミングを見極めること ができます。
一目均衡表×ボリンジャーバンドを活用したエントリー方法
ボリンジャーバンドは移動平均線と標準偏差を活用し、トレンドを把握できるインジケーターです。移動平均線の上下に±1σ・±2σ・±3σが引かれ、 バンドの大きさによって現状のトレンド・レンジ相場を判断 一目均衡表の 好転 できます。
±1σのバンドに収まる確率:約68%
±2σのバンドに収まる確率:約95%
±3σのバンドに収まる確率:約99%
一目均衡表とボリンジャーバンドの組み合わせでは、 雲とバンドの広がりでエントリーを判断 します。
- ローソク足が「雲」の中を推移し上抜け
- ボリンジャーバンドが広がっている(エクスパンション)
- ローソク足が「雲」の中を推移し下抜け
- ボリンジャーバンドが広がっている(エクスパンション)
バイナリーオプションをボリンジャーバンドで徹底攻略!設定と使い方も解説 バイナリーオプションのテクニカル分析では、様々なインジケーターが活用されています。 その中でもよく登場する指標として「ボリンジャー.
一目均衡表×MACDを活用したエントリー方法
MACDはMoving Average Convergence Divergenceの略称で、相場の過熱感を示したインジケーターです。 MACD線・シグナル線・ヒストグラムの3要素から、 直近の値動きに対して敏感に反応する点が特徴 です。
一目均衡表とMACDの組み合わせでは、 雲とクロスのタイミングでエントリーを判断 します。
- MACDラインがシグナルラインをゴールデンクロス
- ローソク足より上にある「雲」が薄い場合
- MACDラインがシグナルラインをデッドクロス
- ローソク足より下にある「雲」が薄い場合
一目均衡表をバイナリーオプションに活用する際の注意点
一目均衡表はエントリーする相場の状況によってダマシが多くなる場合もあるため、 エントリーポイントをしっかり見極めることが重要 です。
レンジ相場ではダマシが多い
一目均衡表はレンジ相場の場合ダマシが多くなるため、 すべてのタイミングでエントリーしないように注意が必要 です。
また 「雲」以外にも、転換線と基準線もダマシが発生しやすい といえるでしょう。
したがって一目均衡表だけでエントリーを決めるのではなく、ほかのインジケーターで現在の相場を確認しましょう。 エントリーする際は、現在がトレンド相場なのかを判断することが重要 です。
エントリータイミングが少ない
しかし エントリー回数が多くないため、利益をあまり積み上げられない点がデメリット として挙げられます。
しかしバイナリーオプションの一目均衡表においても、 ほかのインジケーターを活用すればエントリー回数を増やすことが可能 です。本記事でも「一目均衡表と相性の良いインジケーターを組み合わせたバイナリーオプション攻略法 」で解説しているため、ぜひ実践してください。
バイナリーオプションで一目均衡表を完全マスターするには
もちろん「三役好転」と「三役逆転」も十分に活用できるエントリーポイントですが、 一目均衡表の 好転 一目均衡表を使いこなすには他のインジケーターとの組み合わせが必要不可欠 といえます。
本当に一目均衡表で勝てるように活用していくためには、5本のラインをはじめ 一目均衡表について完璧にマスターしているプロトレーダーに学ぶのが近道 です。
FXの一目均衡表とは?具体的な使い方と相場の流れを掴むコツ
【SBI FXTRADE及び積立FX(店頭外国為替証拠金取引)】
店頭外国為替証拠金取引は、取引金額(約定代金)に対して少額の取引必要証拠金をもとに取引を行うため、取引必要証拠金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。外貨での出金はできません。経済指標の結果によっては価格が急激に変動し、思わぬ損失が生ずるおそれがあります。また、その損失の額が預託した証拠金の額を上回ることもあります。取引価格、スワップポイント等は提供するサービスによって異なり、市場・金利情勢の変化等により変動しますので、将来にわたり保証されるものではありません。取引価格は、買値と売値に差があります。決済方法は反対売買による差金決済となります。店頭外国為替証拠金取引にあたっては必要な証拠金の額は提供するサービス及び取引通貨ペアごとに異なり、取引価格に応じた取引額に対して一定の証拠金率(「SBI FXTRADE」個人のお客様:4%(レバレッジ25倍)、ただし、ロシアルーブル/円およびブラジルレアル/円は10%(レバレッジ10倍)、法人のお客様:一般社団法人金融先物取引業協会が毎週発表する通貨ペアごとの為替リスク想定比率*(通貨ペアごとにそれぞれレバレッジが異なります)、「積立FX」個人および法人のお客様:100%(レバレッジ1倍)、50%(レバレッジ2倍)、33.334%(レバレッジ3倍))の証拠金が必要となります。
*為替リスク想定比率は、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。
【オプションFX(店頭通貨オプション取引)】
店頭通貨オプション取引は店頭外国為替証拠金取引の通貨を原資産とし、原資産の値動きやその変動率に対する予測を誤った場合等に損失が発生します。また、オプションの価値は時間の経過により減少します。当社が提示するオプションの取引価格は、買値と売値に差があります。当社の提供する店頭通貨オプション取引の決済方法は反対売買による清算となり、また、NDO(ノンデリバラブル・オプション)であるため権利行使日に権利行使価格と実勢価格による反対売買を行います。
【暗号資産CFD(店頭暗号資産証拠金取引)】
店頭暗号資産証拠金取引は、取引金額(約定代金)に対して少額の取引必要証拠金をもとに取引を行うため、取引必要証拠金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。暗号資産の価格の変動によって思わぬ損失が生ずるおそれがあり、その損失の額が預託した証拠金の額を上回ることもあります。当社の取り扱う暗号資産は、本邦通貨または外国通貨ではありません。また、特定の国家または特定の者によりその価値が保証されているものではなく、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済のために使用することができます。取引価格は、買値と売値に差(スプレッド)があります。スプレッドは暗号資産の価格の急変時や流動性の低下時には拡大することがあり、お客様の意図した取引が行えない可能性があります。決済方法は反対売買による差金決済となります。暗号資産の現物でのお預かり、お受取りはできません。店頭暗号資産証拠金取引を行う上で必要な証拠金の額は取り扱う暗号資産ごとに異なり、取引価格に応じた取引額に対して一定の証拠金率(個人のお客様:50%(レバレッジ2倍)、法人のお客様:一般社団法人日本暗号資産取引業協会が毎週発表する暗号資産ごとの暗号資産リスク想定比率*(暗号資産ごとにそれぞれレバレッジが異なります))の証拠金が必要となります。証拠金の詳細については、当社ホームページでご確認ください。取引にあたり手数料が発生することがあります。手数料の詳細については、当社ホームページでご確認ください。
*暗号資産リスク想定比率は、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第51項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。
【共通】
店頭暗号資産証拠金取引を除くその他のサービスは、原則、口座開設・維持費および取引手数料は無料です。ただし、当社が提供するその他の付随サービスをご利用いただく場合は、この限りではありません。また、元本及び利益が保証されるものではありません。決済方法は反対売買による差金決済又は清算となります。お取引を始めるに際しては、「契約締結前交付書面」、「取引約款」等をよくお読みのうえ、取引内容や仕組み、リスク等を十分にご理解いただき、ご自身の判断にてお取引くださるようお願いいたします。
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関東財務局長(金商)第2635号
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一般社団法人 日本暗号資産取引業協会
一目均衡表の5つの指標の見方や設定方法、雲の使い方をFXを例に解説
一目均衡表とは、日本で誕生したテクニカル指標です。5つの指標を使って、FXや株取引などの売買タイミングをはかるのに使われています。80年代までは秘術とされていましたが、現在では世界中の投資家が使用している、相場の分析手法の一つです。
1.一目均衡表とは|雲や転換線、先行・遅行スパンの見方
この章では一目均衡表の詳しい意味や、どのような経緯を経て作られたものなのかなどについて紹介します。その後、一目均衡表を形作る5つの指標について詳しく解説していきます。
1-1.一目均衡表とは|時間論はFXにも株にも適応する
一目均衡表とは、1936年に一目山人(いちもくさんじん)が生み出したテクニカル指標です。海外でも人気の高いテクニカル指標で、英語圏では「Ichimoku」と表記されます。一目山人というと、中国人か何かだと勘違いしそうですが、これはペンネームで、本名は細田悟一さん。もともとは、株式関係の新聞記者をされていた方です。このペンネームから、一目均衡表の名が付けれられたといわれています。
一目均衡表は、細田さんが新聞記者時代に、多くの人手をかけてデータを収集し、7年もの時間を使って生み出されたものです。80年代までは、ごく限られた人にしか公開されず、売買手法の秘術の一つとされていました。
一目均衡表の特徴として、時間を重要視して、価格はそれに追従するものと考えられている点です。つまりどのくらいの時間で相場が転換しやすいのかを、徹底的に調べ、そのデータを主軸に、一目均衡表は作られています。このような時間をもとに相場の変化を予測する考え方を、時間論と呼びます。そして、時間論はFXや株式相場にも不思議と当てはまるのです。言葉を変えれば、サイクル分析の要素が一目均衡表には含まれているということですね。
1-2.遅行スパン(遅行線)の見方|26という数値の重要性
26という数値は、一目均衡表を語る上で、とても重要な数で、膨大な年月をかけて多くの文献をあたり、実際の相場で確かめてようやく見つけ出されたものです。また、開発者の原著には、遅行スパンについて、絶対にないがしろにすべきではない要素という意味の言葉が残されています。
1-3.基準線・転換線の見方
基準線とは、日足では過去26日間の高値と安値の中間値を、線で表わしたものです。例えば、ある株において、過去26日で最も高い価格が520円、最も安い価格が490円だったとすれば、
(520円+490円)÷2=505円
また、基準線と並んで重要なのが、転換線です。転換線は、日足だと過去9日間の高値と安値の中間値を線で表わしています。計算方法は基準線と同様です。9日間という短いスパンでの高値・安値の中間値をもとにしていますから、基準線よりも相場の動きに素早く反応します。
テクニカルの知識がある人は、基準線・転換線は移動平均線と似ているけど、何が違うのかと疑問に感じたかもしれません。この疑問に答えは、実際に基準線・転換線と移動平均線を、同時に表示させてみればよくわかります。移動平均線よりも基準線・転換線の方がより、相場に機敏に反応していることが見て取れるでしょう。これは、基準線・転換線は、移動平均線よりも、急激な相場の動きに対応しやすいということを表してます。
1-4.先行スパンとは|雲の中いたり下抜けする意味
一目均衡表の中でも、特に海外から注目を集めているのが、雲の存在です。英語では、クラウドチャートなどと呼ばれています。雲が厚ければ、その価格帯での抵抗が強いと見ます。また、薄ければ抵抗も弱いと見られています。
以下の一目均衡表で、ピンク色の縦線で表されているのが雲です。
基本は価格が雲の上にあれば、ロング(買い)から入り、雲の下にあるならショート(売り)から入ります。ロングポジションを持っている場合は、価格が雲に入り、さらに雲を下抜けたらトレンド転換のサインとみなして、損切りの目安にします。
先行スパン1= ( 基準線 + 転換線 ) ÷ 2
先行スパン2= ( 過去52日間の最高値 + 過去52日間の最安値 ) ÷ 2
2.一目均衡表の使い方|稼ぐための実践的な使用解説
この章では、一目均衡表を用いた実践的なトレード方法について解説していきます。一度身につければ、実際の相場での売買判断がやりやすくなり、心強い味方になるでしょう。ここでは、MT4を用いてFXの値動きを例にしますが、これは株式相場でも同様だと考えてください。
2-1.MT4を使った一目均衡表の設定方法と数値の意味
しかし、一目均衡表においては、もともと設定されている数値を決して変えてはいけません。何もしないのが、一目均衡表の正しい設定方法です。
一目均衡表は、26をはじめ、9や52など特徴的な期間が使われています。そして、この数値は膨大な文献から見つけ出された、一目均衡表を形作る上で基本となっているものなのです。ですから、この数値を変えてしまえば、一目均衡表の価値は、まったくなくなってしまうといっても過言ではありません。
2-2.一目均衡表の見方の基本|長い足から短い足へ
そして、ようやく日足を見ます。月足、週足とトレンド方向が同じなら、迷いなくポジションを取れますが、同じでないケースもよくあることです。基本は、より長い足のトレンド方向にポジションを持つことです。そうした方が、大きな失敗をする可能性は少なくなるでしょう。
とはいえ、トレンドの転換は、より短い足から始まります。そのあたりの見極めは、とても難しいのですが、相場を見るときに長い足から短い足見ていくということを癖にして、幾度も繰り返していれば、相場の転換のタイミングが肌感覚でわかってくるはずです。
2-3.一目均衡表の三役好転とは?
1.遅行線が価格を上にある(遅行線の好転)
2.転換線が基準線の上にある(均衡の好転)
3.株価が雲の上にある(三役好転)
2-4.時間足で用いた一目均衡表|デイトレードでも機能?
一目均衡表は、誕生の経緯からも基本的には、日足で使うことで最大の効力を発揮します。けれど1時間足や4時間足でも、一目均衡表が機能する場面は多いです。時間足で一目均衡表を使う場合も、基本は同じです。つまり、長い足から短い足を見ていくということです。1時間足で取引する場合は、日足や4時間足でのトレンドはどうなっているのかを分析し、1時間足がより長い足のトレンドと同じ方向に転換する時にエントリーするのが基本です。
2-5. 1分足の一目均衡表はFXスキャルピングに使えるか?
チャート分析はフラクタクルなものではありますが、あまりにも短い足だと、その信頼性は揺らいでしまうのではないかと考えています。例えば、統計をとることを考えるとわかりやすいでしょう。10人にアンケートをした結果と1000人にアンケートした結果なら、1000人にアンケートを実施したものの方が、より正確な世相を表わすでしょう。一目均衡表もこれと同じで、より多くの人が取引した結果が描かれた長い足の方が、より正確な相場の状況を表します。
3.雲のみを使った一目均衡表トレード|より簡単な手法
FXや株で結果を出せない人にありがちなのは、幾つものインジケーターを表示して、自分でも何を見ているかわからない状態になっていることです。相場がどんな状況でも、一目で瞬時に大きな流れを判断できる指標を持っていれば、これほど心強いことはないでしょう。ここでは、そんな指標の候補の一つとなりうる、一目均衡表の雲のみを使ったトレードについて解説しましょう。
3-1.初心者の一目均衡表トレード|雲と相性のいい指標
単純ではありますが、相場の大きな流れを捉えやすい方法があります。それは、一目均衡表の雲のみと、移動平均線を使う方法です。つまり遅行スパンや転換線、基準線、先行線を移動平均線一本でまかなうのです。
移動平均線の期間は200本線、あるいは75本線のどちらかで、より相場に適合する方を選ぶといいでしょう。これ以外の期間でも、あなたがより相場に適合する期間の移動平均線を探していただいても構いません。この辺りに自由度があるのが、この方法の利点とも言えます。
3-2.一目均衡表と移動平均線を使ったトレード
価格が移動平均線の下にくる、かつ雲を下抜けすると強烈な下落サインになります。図で右上に青丸で示した個所です。
これが反対の場合は、強烈な上昇サインにもなります。つまり、価格が移動平均線の上にきて、かつ雲を上抜けしたときです。
さらに、移動平均線の傾きでトレンドの継続をはかるといいでしょう。移動平均線が右肩下がりなら下落トレンドが継続していると捉え、横ばいになり傾きが右肩上がりになってくるとトレンドが終焉したと判断できます。
3-3.初心者向け一目均衡表トレード|雲の厚さや色の意味
一目均衡表において、雲の厚さは抵抗の厚さを表してします。薄い雲は破られやすく、厚い雲は破られにくいと考えます。けれど、厚い雲を下抜けた時は、多くの人がその価あ格帯を損切りの目安にしている可能性が高いですから、相場が一気に動きやすくなります。
チャートソフトによっては、一目均衡表の雲に色がついてるものがあります。これは、雲にネジレ発生した際に色が変化するようになっています。ネジレとは、先行スパン1と先行スパン2が交差し、上下が入れ替わる箇所です。これが発生すると、トレンドが転換すると言われており、そのトレンド転換のサインを見やすくするために色をつけているというわけです。
4.なぜ一目均衡表が使えないという人がいるの?
一目均衡表は優れたテクニカルではありますが、万能というわけではありません。相場の状況によっては、機能しないこともあります。また、開発者の元々の意図としては、日足しかなかった時代に生まれたテクニカルですので、基本的には日足で機能するものと考えた方が良いというのが、私の意見です。もちろん、この記事でも紹介したように、時間足やもっと短い足でも機能することもありますが、それは本来の使い方ではないということです。
もちろん人によって合う合わないはありますが、FXでも株でも日足で使うなら最強のテクニカルの候補になるのが一目均衡表とも言えます。ぜひ、積極的に一目均衡表を使ってみて、自分に合うのか合わないのかを確かめてみてください。
一目均衡表とは?5本の線と雲から相場の動きを見極める方法
・先行スパン
先行スパンは現在の値動きが未来にどのような影響を及ぼすのかということを2本の線(先行スパン1、先行スパン2)を使って表したものです。先行スパン1は基準線と転換線の平均値を26日先行して表示させたもので、先行スパン2は過去52日間の最高値と最安値の平均値を26日先行して表示させたものとなります。2つの線の間を塗りつぶすことで「雲」と呼ばれる帯状のエリアが浮かび上がってきます。一目均衡表の「雲」は、相場の将来予測において非常に注目されやすいポイントとなります。その活用方法は後ほど詳しく説明します。
・遅行スパン
遅行スパンは一目均衡の中で最も重要な要素と言われています。当日の終値を日々26日前に遅行させて記入します。つまり当日の価格と26日前の価格を比較しているということになります。
一目均衡表の基本的な見方
▼時間軸の選び方
▼線の組合せと基本的な分析方法
・転換線と基準線
基準線はその向きと転換線との交差部分に注目します。基準線単体での向きは相場のトレンドを示しているとされ、上向きの場合は上昇トレンド、下向きの場合は下降トレンドという見方をします。さらに、基準線が上向きでかつローソク足が基準線の上に位置している場合は上昇トレンドの勢いが強いことを表し、逆に基準線が下向きでかつローソク足が基準線の下に位置している場合は下降トレンドの勢いが強いことを表しています。
基準線と転換線を組合せて見る場合は、その交差地点が買いもしくは売りのシグナルとなるケースが多くあります。転換線と基準線が交わる部分は、相場の転換の目安とされ、代表的なのは次の2種類です。
・転換線が基準線を上抜く:買いシグナル(ゴールデンクロス)
・転換線が基準線を下抜く:売りシグナル(デッドクロス)
移動平均線と同様の使われ方をされ、基準線と転換線がそれぞれ短期線、長期線の役割をしています。
・先行スパン
先行スパンを用いて分析を行う際には、 先行スパン1と先行スパン2の間を塗りつぶしたゾーン「雲」と呼ばれる帯状のエリアとローソク足の位置関係に注目します。
ローソク足が雲の上に位置していれば強気相場、ローソク足が雲の下に位置していれば弱気相場であることを示しています。また、雲とローソク足の組合せは売買シグナルとしても活用することができます。
・ローソク足が雲を上抜けする:買いシグナル(上昇サイン)
・ローソク足が雲を下抜けする:売りシグナル(下落サイン)
そのため、ローソク足が雲の中に突入した場合は、雲を上抜けるか下抜けるかに注目が集まります。雲の厚みが厚ければ厚いほど、相場の反転は難しく、雲を上限下限として上下動するレンジになる可能性が高い傾向があります。その場合、雲が強固な上値抵抗線(抵抗帯)もしくは下値支持線(支持帯)になる傾向があり、そこを突破した場合には一気に上昇相場・下落相場になるなど相場が勢いづくことがあります。そのため、ローソク足が雲を上抜けたり下抜けたりする場合は、順張りでエントリーするのが定石となっています。
・遅行スパン
遅行スパンもローソク足との位置関係で売買シグナルとして活用することができます。
・遅行スパンがローソク足を上抜く:買いシグナル
・遅行スパンがローソク足を下抜く:売りグナル
▼一目均衡表の3つの理論
・時間論
時間論では時間の視点から分析を行います。一目均衡表を分析するうえで最も基礎的な重要な視点と言われています。一目均衡表では「9」「17」「26」を基本数値と呼びこれらの数値を加減して組み合わせた「33」「42」「65」「76」を複合数値と呼びます。あるポイントからこれらの日数が経過したタイミングで変化が起きやすいといった考え方です。このほかにも対等数値とよばれる数値も存在しています。
・波動論
波動論は描写されたチャートの波形のパターンから分析を行います。波動論は単純に次の3つのパターンのみです。上げだけ、下げだけの「I波動」、上げ→下げ、下げ→上げの「V波動」、上げ→下げ→上げ、下げ→上げ→下げの「N波動」。I波動とV波動が推移し繰り返し形成していき最終的にN波動となります。
・水準論
水準論は上値と下値から次の天井と底を推測・分析を行います。水準論は値幅観測論とも言われており、その目標値を計算する際に利用されます。代表的なのはE計算値・V計算値・N計算値・NT計算値の4つでこれらを使い分けて上記にあるよう次の天井と底の分析を行います。
本日の【均衡表|3役好転/逆転】引け 好転= 56 銘柄 逆転= 55 銘柄 (7月8日)
銘柄名 株価 前日比 (比率) 基準線連続上昇回数
三井住友FG 4064 +60 ( +1.5%) 11
一目均衡表の 好転 千葉銀行 733 +17 ( +2.4%) 4
アンジェス 385 +29 ( +8.1%) 1
スマレジ 1306 +93 ( +7.7%) 6
東北電力 741 +8 ( +1.1%) 1
ビックカメラ 1146 +2 ( +0.2%) 1
三和ホールディングス 1315 +13 ( +1.0%) 1
四国電力 795 +13 ( +1.7%) 一目均衡表の 好転 一目均衡表の 好転 1
日経インバ 1019 -5 ( -0.5%) 1
テクマトリックス 1845 +12 ( +0.7%) 5
バイセル 4515 +610 (+15.6%) 11
東海道リート投資法人 122200 +5800 ( +5.0%) 9
センコーHD 898 +5 ( +0.6%) 5
フリュー 1172 +33 ( 一目均衡表の 好転 +2.9%) 7
アイスタイル 243 +7 ( +3.0%) 18
長瀬産業 1887 +11 ( +0.6%) 9
山九 3965 +60 ( +1.5%) 5
アークランドサカモト 1592 +9 ( +0.6%) 3
フルキャスト 2426 +92 ( +3.9%) 2
エレコム 1595 +4 ( +0.3%) 5
IBJ 761 +8 ( +1.1%) 2
因幡電機産業 2719 +6 ( +0.2%) 14
ツムラ 3160 +5 ( +0.2%) 5
ホギメディカル 3255 +45 ( +1.4%) 4
タカラスタンダード 1282 +10 ( +0.8%) 5
銘柄名 株価 前日比 (比率) 基準線連続下降回数
京セラ 6929 -48 ( -0.7%) 3
ユナイテッド 136800 -2200 ( -1.6%) 3
オンワード 247 -15 ( -5.7%) 1
一目均衡表の 好転 ビルファンド 678000 -7000 ( -1.0%) 1
シュッピン 1302 -31 ( -2.3%) 2
ミライアル 1720 -3 ( -0.2%) 1
日本触媒 5220 -50 ( -0.9%) 1
タカラリート 113500 -800 ( -0.7%) 10
カルタHD 1855 +31 ( +1.7%) 19
ブロンコビリー 2329 +6 ( +0.3%) 4
三重交HD 465 -8 ( -1.7%) 2
デコルテHD 898 -12 ( -1.3%) 3
DDホールディングス 546 -16 ( -2.8%) 3
エンプラス 3050 -5 ( -0.2%) 4 一目均衡表の 好転 一目均衡表の 好転
八千代工業 626 +11 ( +1.8%) 2
リオン 2413 -27 ( 一目均衡表の 好転 -1.1%) 2
アルプス物流 1111 -5 ( -0.4%) 4
日本コンセプト 1403 -28 ( -2.0%) 1
CAC 1374 -10 ( -0.7%) 2
日本山村硝子 689 -2 ( -0.3%) 18
河西工業 259 -3 ( -1.1%) 1
ひらまつ 196 -2 ( -1.0%) 1
白洋舎 1290 -44 ( -3.3%) 4
マーチャント 289 +1 ( +0.3%) 2
トマト銀行 1002 -6 ( -0.6%) 2
※「3役好転」とは、下記の3条件が揃い、強い上昇トレンド入りを示唆する
1)転換線が基準線を上回り、基準線は横ばい、もしくは上昇
2)遅行スパンが26日前の株価を上回る
3)株価が均衡表の「雲(抵抗帯)」を上回る
「3役逆転」とは、下記の3条件が揃い、強い下降トレンド入りを示唆する
1)転換線が基準線を下回り、基準線は横ばい、もしくは下降
2)遅行スパンが26日前の株価を下回る
3)株価が均衡表の「雲(抵抗帯)」を下回る
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