RSIの見方・使い方をチャートで解説!
テクニカル分析
RSIの見方。使い方全まとめ
今日はRSIの見方・そして使い方を徹底的に紹介していきたいと思います。RSIは使うトレーダーが多い為に、そのトレード手法も様々です。ここでは有名な使い方から、ニッチな使い方まで広くまとめていきたいと思います。
RSIは相場の過熱感を表すテクニカル分析です。
RSIとは?その意味について
RSIは英語でRelative Strength Index。「あーるえすあい」と読みます。
英語の意味はRelative=相対的な Strength=強さ Index=指標。
ロウソク足チャート下部の青線がRSI。
RSIの値が70を越えれば買われすぎ、30以下であれば売られすぎを示しています。
RSIの見方・使い方は全5通り。
- 買われすぎ、売られすぎで逆張り手法
- RSIの戻りを狙った順張り手法
- RSIのラインブレイク手法
- ダイバージェンスからトレンドの転換を狙う
- 他のテクニカル手法と合わせて使う
買われすぎ、売られすぎで逆張り手法
また下落トレンドであればRSIが70を越えなくとも、売り場面として機能します。
RSIの戻りを狙った順張り手法
このデメリットを解消する為に考えられたのが、ある程度戻ったことを確認し、順張りするという手法です。
先ほどと同じチャート画像ですが、ある程度戻ったことを確認し、トレードすることでトレンドの転換点を上手く捕まえることができています。
ただし、この順張り手法はいつでも使えるという訳ではなく、強いトレンドが発生した後にのみ、チャンスが訪れます。
RSIのラインブレイク手法
通常、上昇トレンド、下落トレンドは一定のリズムを繰り返しながら形成されます。このリズムが崩れるとトレンド転換の予兆を疑います。このリズムの崩れはRSI上のトレンドラインに現れることから、RSIラインがブレイクしたのかどうか?を確認することで、トレンド転換の裏付けを取ることができます。
ダイバージェンスからトレンドの転換を狙う
他のテクニカル手法と合わせて使う
私はRSIはMACDとの組み合わせが一番有効だと考えています。
逆にボリンジャーバンド、ストキャスティクスとは相性が悪い。
テクニカル分析は掛け合わせるほど、精度が増すというイメージを抱きがちですが、相性が悪い組み合わせを選んでしまうと、お互いの良さをかき消します。
さて、最後になぜRSIの70以上が買われすぎ、30以下が売られすぎとなるのか?その根拠について解説したいと思います。
RSIの70以上が買われすぎ、30以下が売られすぎとなる根拠
RSIの計算式
要はRSIは「この比をもとに売買を行えば勝てる。」という、チャートパーターンを意識したテクニカル分析です。
さて、疑うべきは”この比率が妥当であるのか?”です。
チャートに比率という概念を用いてトレードに生かそうとするテクニカル分析といえば、黄金比を使ったフィボナッチリトレースメントが一番有名です。
フィボナッチリトレースメントで使う比率をRSIの比率に当てはめてみます。
フィボナッチリトレースメントの黄金比という考え方から、RSIの買われすぎ、売られすぎ水準を評価すると、買われすぎ70、売られすぎ30は概ね妥当であると考えることができます。黄金比を使いつつ、加熱感を表すRSI。これが私がRSIを好きな理由ですね。
RSIの見方・使い方をチャートで解説!まとめ
- 買われすぎ、売られすぎで逆張り手法
- RSIの戻りを狙った順張り手法
- RSIのラインブレイク手法
- ダイバージェンスからトレンドの転換を狙う
- 他のテクニカル手法と合わせて使う
さて、そんなRSIをどのパラメーター、期間で使うのか?というのも重要なポイントです。
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ストキャスティクスRSIとは?(ストキャスティクス、RSIとの違い)
ストキャスティクスRSI
ストキャスティクスとは
- %K=(現在の終値 – 過去n期間の最安値)/(過去n期間の最高値 – 過去n期間の最安値)
- %D(Slow%K)=(n期間ストキャスティックスの分子のm期間移動平均)/(n期間ストキャスティックスの分母のm期間移動平均)
- Slow%D= %Dのx期間の単純移動平均(通常はx=3期間)
で計算されます。
ストキャスティクスは、要は「 現在値は、対象期間における変動幅に対して、どのあたりに位置しているか 」という意味です。
「%K」と「%D」の組み合わせを「ファースト・ストキャスティクス」と呼びます。これは感応度が高すぎてジグザグが激しすぎるためにあまり使われることはありません。一般に分析に使われるのは、よりスムージングされた「%D」と「SD(slowD)」の組み合わせである「スロー・ストキャスティクス」の方です。
RSIとは
RSI(The Relative Strength Index:相対力指数)は、多くのテクニカル指標を考案したJ.W.ワイルダー氏によって1978年に考案されました。RSIの計算式は、
- RSI=n期間の値上がり幅の平均÷(n期間の値上がり幅の平均+n期間の値下がり幅の平均)×100
RSIは、要は「 対象期間における上昇分は、対象期間の値動き全体(上昇と下降)に対して、どれほどの割合を占めるか 」という意味です。
テクニカル指標RSIシグナルチャートの使い方
「ストキャスティクスってなに?」
「ストキャスティクスの設定はどうしたらいい?」
「ストキャスティクスをつかった取引手法は?」
ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスは オシレーター系 のテクニカル分析手法の一つです。
「%K(Fast)」と「%D(Slow)」の2本のラインが、売りゾーンまたは買いゾーンに入っているかで「買われすぎ」「売られすぎ」を判断します。
2本のラインのクロスポイントを売買シグナルとするため、視覚的にも判断しやすい指標ですよ!
ファストストキャスティクス:%Kと%Dの2本で構成
スローストキャスティクス:%DとSlow%Dの2本で構成
ストキャスティクスの見方と設定
%Kを算出する際の期間は、 9日間 に設定するのが一般的です。
5日間と14日間もよく使われますよ。
売買シグナル
買いシグナル:%Kが%Dを下から上へ抜いた
売りシグナル:%Kが%Dを上から下へ抜いた
ダイバージェンス
相場は高値(安値)を更新しているのに、ストキャスティクスが逆の動きを示すことがあります。
これをストキャスティクスの ダイバージェンス と言い、トレンド転換を示唆するサインです。
ストキャスティクスはレンジ相場で使おう
ストキャスティクスは レンジ相場 で使うのが有効ですよ。
なぜなら、レンジ相場に有効な逆張り手法と相性がいいからです。
売られすぎ買われ過ぎが判断できれば、「売られすぎなら買い」「買われすぎなら売る」と逆張りでのエントリーが出来ますよね。
RSIとの違いは?
ただしストキャスティクスはRSIと違っては、 ラインの交差での売買シグナル判断ができる ことです。
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ストキャスティクスと移動平均線を使った取引手法
今回の手法は、移動平均線を同時に使用する順張りのトレンドフォローです。
ストキャスティクスは %Kと%Dを使用 、買われすぎ売られすぎゾーンは90%と10%をラインとします。
まず、移動平均線で大まかなトレンド方向を確認しましょう。
上昇トレンドの場合、ストキャスが10%を一度下回ったあとゴールドクロスが出たら次の足で買エントリー、%Kと%D両線ともが75%を超えたら利確決済です。
下降トレンドの場合、ストキャスが90%を一度上回ったあとデッドクロスがでたら次の足で売エントリー、%Kと%D両線ともが25%を下回ったら利確決済です。
ストキャスティクスは「買われすぎ」「売られすぎ」を判断する指標
ダイバージェンスでトレンド転換を察知できる
トレンド相場よりもレンジ相場に向いている
移動平均線と組み合わせると効果的
テクニカル指標RSIシグナルチャートの使い方
「みらいチャート」とは
「みらいチャート」は、高度なテクニカル分析の知識がない方でも、直感的に市場の動向を把握することができる投資情報支援ツールです。 テクニカル指標RSIシグナルチャートの使い方
「みらいチャート」には、「売買シグナル」と「みらいチャート」の2つの機能があります。
「売買シグナル」では、複数のテクニカルを使用して通貨ペア(もしくは足種)ごとの売買傾向を分析し、その結果をシグナル化してパネル上に表示します。
また、発生したシグナルに沿って売買を行った場合の損益をシミュレートすることで、各シグナルのパフォーマンスを確認することができます。
「みらいチャート」では、過去のチャートの中から現在のチャートと類似した形を見つけ出し、近似率の高いものから3つを予測チャートとして表示します。
また、複数のテクニカルを使用して通貨ペア、足種別の売買傾向を計算し、テクニカルランキングとして表示します。
1. 売買シグナル
シグナルパネル
テクニカルチャート
1-1.シグナルパネル
売買シグナル
![]() | 売シグナル。 直近の足で、「売シグナル」が点灯していることを表しています。 |
![]() | 買シグナル。 直近の足で、「買シグナル」が点灯していることを表しています。 |
売継続シグナル。 直近の足が、「売シグナル」点灯してから20本以内であることを表しています。 | |
買継続シグナル。 直近の足が、「買シグナル」点灯してから20本以内であることを表しています。 |
シグナルパネルの表示切り替え
シグナルパネル | 「通貨ペア別パネル」と「足種別パネル」から選択してください。シグナルパネルの縦軸に表示する項目が切り替わります。 |
通貨ペア | 「足種別パネル」が選択されている場合に表示されます。選択した通貨ペアのシグナルパネルが表示されます。 ※ただし、設定画面で非表示に設定されている通貨ペアはプルダウンには表示されません。 |
足種別 | 「通貨ペア別パネル」が選択されている場合に表示されます。選択した足種のシグナルパネルが表示されます。 ※ただし、設定画面で非表示に設定されている通貨ペアはプルダウンには表示されません。 |
x = テクニカル指標RSIシグナルチャートの使い方 シグナル点灯時のポイント数(ポイントは「シグナル点灯条件」ご参照ください)
y = 継続シグナルのポイント数
シグナル点灯条件
テクニカル名 | 買シグナル 点灯条件 | 買継続シグナル 点灯条件 | 売シグナル 点灯条件 | 売継続シグナル 点灯条件 |
ポイント数 | 3点 | 2点 | 3点 | 2点 |
移動平均(単純) | 短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜けた時 | 「買」シグナル点灯後、20本以内で「売」シグナルが点灯しない時 | 短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に抜けた時 | 「売」シグナル点灯後、20本以内で「買」シグナルが点灯しない時 |
移動平均(指数) | 短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜けた時 | 短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に抜けた時 | ||
ボリンジャーバンド | 終値がボリンジャーバンド-2σを下から上に抜けた後、-1σを下から上に抜けた時 | 終値がボリンジャーバンド2σを上から下に抜けた後、1σを上から下に抜けた時 | ||
一目均衡表 | 遅行スパンが25日前の終値を下から上に抜けた時、または転換線が基準線を下から上に抜けた時 | 遅行スパンが25日前の終値を上から下に抜けた時、または転換線が基準線を上から下に抜けた時 | ||
MACD | MACDがマイナス圏でシグナルを下から上に抜けた後に、MACDが0以上になった時 | MACDがプラス圏でシグナルを上から下に抜けた後に、MACDが0以下になった時 | ||
ストキャスティクス | %DとSLOW%Dが20%以下になった後、%DとSLOW%Dが20%以上になった時 | %DとSLOW%Dが80%以上になった後、%DとSLOW%Dが80%以下になった時 | ||
RSI | 短期RSIが30%以下から30%以上になったとき | 短期RSIが70%以上から70%以下になったとき |
1-2.テクニカルチャート
テクニカルチャート
シグナルの表示
選択したテクニカル指標にて売買シグナル計算し、シグナルが発生した足に「 買」「 売」を表示します。
※ 売(買)継続シグナルは表示しません。
トレード別損益
売シグナルから買シグナル、または買シグナルから売シグナルまでの1回の取引の損益をpips単位で表示します。
連続で売シグナル(又は買シグナル)が発生した場合、その後、反対売買サインの買シグナル(又は売シグナル)が発生した時点でそれまでに発生していた売シグナル(又は買シグナル)のそれぞれのpips損益を合計し、トレード別損益に表示します。
シグナル発生時のローソク足の終値をもってpips損益を算出します。
売ポジション:(決済レート - 注文レート) × -1
操作バーの使用方法
テクニカルのパラメータ値
テクニカル名 | パラメータ | 値 |
移動平均(単純) | 短期 | 5 |
長期 | 21 | |
移動平均(指数) | 短期 | 5 |
中期 | 12 | |
ボリンジャーバンド | 移動平均 | 21 |
一目均衡表 | 転換線 | 9 |
基準線 | 26 | |
先行1 | 26 | |
先行2 | テクニカル指標RSIシグナルチャートの使い方52 | |
遅行 | 26 | |
MACD | MACD | 12,26 |
シグナル | 9 | |
ストキャスティクス | %K | 9 |
%D | 3 | |
slow%D | テクニカル指標RSIシグナルチャートの使い方3 | |
RSI | 短期RSI | 9 |
中期RSI | 14 |
2. みらいチャート
みらいチャート
テクニカルランキング
2-1.みらいチャート
みらいチャート
・現在
現在エリアには、選択した通貨ペア/足種の直近2000本のチャートを表示します。
過去のチャートの中から、直近のチャートの形状(背景色が黄色の部分)と類似した形を見つけ出します。
・過去
過去エリアには、直近のチャートの形状と類似した過去のチャートを、一致率が高い順に「第1近似」「第2近似」「第3近似」として表示します。
過去チャートの背景色が黄色の部分は、直近のチャートと形状が似ていると判定された部分となります。
一致率は、予測結果を数値化したものです。
・未来
未来エリアには、過去チャートの形状から予測した未来の値動き(足40本分)を表示します。
一致率の高い順に、太い線で描画されます。線の色は、赤が買い、青が売り、緑が保合を意味します。
過去チャートをクリックすると、選択したチャートの未来の値動きのみを未来エリアに表示します。その後、[第1~3近似を全て表示]ボタンをクリックすると、再度全ての未来の値動きを未来エリアに表示します。
RCIの見方と使い方まとめ!【チャートで解説】
テクニカル分析
RCIの見方と使い方をチャートで解説
オシレーター系のテクニカル指標であるRCI。RSIよりも扱いやすいとしてRCIを使うトレーダーが増えつつあります。そんなRCIの見方・使い方は数多くあり、何が有効なのか?分かりにくいという現状があります。情報の整理がてらRCIの見方や使い方をまとめていきたいと思います。
RCIの使い方・見方は全5パターン
- RCIの向きからトレンドを判断する
- 買われ過ぎ、売られ過ぎを判断する
- 水準を超えた時に逆張り
- 反転からの順張り
- 複数のRCIのクロスによる売買
この全5パターンを覚えればRCIを使いこなすことが可能です。難しい使い方ではなく、どれもシンプルな手法なのでさくっと理解してしまいましょう。
RCIの向きからトレンドを判断する
RCIの向いている方向から上昇トレンド、下落トレンドを知ることが可能です。
RCIが上向きであれば価格は上昇トレンドを描いています。
トレンドに逆らわないように、RCIが上向きであれば、押し目といった買い場を探すことで勝率を高めることが可能。
買われ過ぎ、売られ過ぎを判断する
水準を超えた時に逆張り
このように一定の水準を超えた時に逆張りすれば、高い確率で天井や底付近でエントリーすることが可能です。
もし、逆張りエントリー後、価格が反転する兆しが無ければ大損となる前に損切りを検討する必要があります。
反転からの順張り
RCIの逆張りは「一方向へ動き続ける強いトレンド」が発生した時に大損を抱えてしまいます。対して順張りは、ある程度反転したことを確認してのエントリーなので、大負けする可能性が非常に少なくなります。
ただし、天井や底付近でエントリーできない為、利益は必ず少なくなります。
複数のRCIのクロスによる売買
最後に紹介するのが複数のRCIのクロスによる売買です。
52日RCIが上昇トレンドの時、26日RCIを9日RCIが上抜いた時に買う。といったように大きなトレンドに沿って売買したいトレーダーに適しています。
RCI3本表示のチャート例
とっても、ややこしいでしょ?
個人的にはRCI3本表示は悪手だと判断しています。売買の判断はテクニカル指標のシグナルだけでなく、市場の雰囲気、流れ、出来高、ボラティリティなど様々な要素を総合的に加味する必要があります。ただでさえ複雑な思考をしていく中、RCI3本というさらに複雑な要素が加わった状態で、正確な判断ができるとは思えないからです。
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